今年の3月29日に、われらが侍ジャパンは見事野球の世界一に輝いたことを。
その時期を同じくして、今度は、サッカーのワールドカップアジア地区予選が行われました。
結果は、バーレーンに1-0と辛勝。
岡田監督は、ワールド・カップ本大会ベスト4という目標を掲げているそうですが、このアジア地区で苦戦しているようじゃ、本当にベスト4なんて可能なんでしょうか。
そんな、サッカーとは裏腹に、野球の方は見事、2度目の世界一に輝きました。
アジアで苦しむ日本サッカーと、2度も世界一に輝いた日本の野球。
果たして、この違いは一体どこにあるのでしょうか。
私は、どうもこの違いというのは、団体競技と個人競技の違いにあるのではと思っています。
「えっ、野球もサッカーも団体競技じゃないの」
と思われがちですが、実は、野球というスポーツは、究極の意味では、個人スポーツだと思っています。
なぜそうなのか?
その前に、まずサッカーというスポーツは、どういったスポーツなのかということを、私なりに分析した結果を報告します。
★
まず、サッカーというのは「組織における自分という名の存在意義」というのが非常に重要になってきます。
「自分がどのタイピングでパスを出したら、FWはシュートにまでもっていきやすいだろうか」
「自分がどのポジションにいれば、パスが受け取りやすいだろうか」
「相手の攻撃を受け止めるには、自分はどのポジションにいればいいのか」
それらのことは、すべて自分で判断を下して行動します。
さらに、決定的チャンスを見極め、ここぞという時にシュートを打つのも自分の判断によるものです。
これらの行動は、自分が他者との関係を把握していないの、うまくはいかないのです。
これから出そうというパスの意味はチームにとって一体どんな意味があるのか、あるいは、自分の持っているサッカー技術は、チームにとってどんな意味があるのか、このことを理解しなければ、いくら技術的に優れた選手であっても、戦術として戦うことができないのです。
つまるところ、チーム全体にとって、自分という存在の意義は何なのかを理解していないと、戦うことができないのがサッカーというスポーツだと思います。
そう、このことは自己判断とともに自己責任というのも大いに問われることなのです。
全体を構成するのは『個』であり、『個』という存在が確立されていなければ、全体は成り立たないのがサッカーなのです。
★
それに対し、野球というのは、全体と自分とのかかわりというのを深く考える必要性は、ほとんどありません。
極端に言ってしまえば、野球というのは、自分のことだけを考えていれば、なんとかなるスポーツなのです。
例えば、ピッチャーは目の前のバッターを三振に打ち取ることだけを考えますし、バッターは目の前のピッチャーを攻略することだけを考えます。
そして、野手は目の前に飛んできたボールをいかにうまく処理することだけを考えます。
そこには、サッカーのようにチームとしての連帯感は存在しません。
だから、野球というのは、究極的には個人競技だと言えるのです。
★
日本というのは、「ものづくり文化」とよく言われています。
優れた技術者や職人さんたちが、コツコツと自分たちの技や技術を磨きあげならが、日本独自の文化を成長させていきました。
しかし、そんな優れた技術者や職人さんたちも、元は黙々と自分の仕事をこなしていかなければならないため、他者とのコミュニケーションやかかわり合いというのが、あまり得意ではないようです。
それに対し、サッカーの発祥の地であるヨーロッパの文化は、他者とのコミュニケーションや他者とのかかわり合いをもちあいながら成長していった文化だと思います。
それは、ヨーロッパ地方は、もともと大陸だったため、異なった人種や異なった言語の民族が、入り混じりながら生活をして行かなければならないからです。
そのため、ヨーロッパの人たちは、社会生活における自分の存在意義、というものを明確に持っていないと、生きていけないのではないでしょうか。
もともと、他者とのコミュニケーションが得意ではない日本人にしてみれば、サッカーというスポーツよりも、コツコツと技術を磨いていく野球の方が、人気の面でもプレイする面でも、なじみやすかったのかもしれませんね。
あと、野球の場合、1対1で勝負する、というあたりも、かなり日本人好みかもしれません。
★
というわけで、今回は、かなり論文じみたことを書いてしまいましたが、何分自己流の解釈なので、かなり異論もあるかと思います。
でも、異論のある方は、ぜひお手柔らかにお願いします(何せ、気が弱いもんで)。
しかし、異論はありましても、さすがに当ブログ名物の、締めの曲だけは譲れません。
今回は、野球の話題が出たので、バンド名に野球用語が使用されているアーティストの曲を、ご紹介します。
とはいっても、彼らは、野球の本場である、アメリカ出身のアーティストではなく、なんと、サッカー発祥の地、イギリス出身のロックバンドであります。
しかも、サウンドも、もろアメリカナイズされております。
そんな彼らは、大の野球好きが高じてこのバンド名になったというのだから、さらに驚きです。
では、どうぞ。