大阪・道頓堀の大型食堂「大阪名物くいだおれ」が閉店を発表してから初めての週末となった12日、同店には名残を惜しむ人が押し寄せた。名物看板の「くいだおれ太郎」は、兵庫県香美町や大阪の観光名所・通天閣を運営する「通天閣観光」が買い取りを打診するなど“ラブコール”が殺到。ただ、行く末はまだ未定で、集まった人は「道頓堀にいてこそのくいだおれ太郎。できればこの場所に居続けて」と話していた。
産経新聞(4月12日更新)より転載
★ なんでも、道頓堀を訪れる観光客というのは、そのほとんどが、この「くいだおれ太郎」がお目当てだというようなことを聞きました。
そんなわけですから くいだおれ人形の道頓堀への経済効果というのは、計り知れないものがあるらしいです。 私も、地元が関西なので、道頓堀には何度か足を運んだことがありますが、やっぱり「 くいだおれ人形」は道頓堀という街がよく似合います。 ★ そういえば、よくテレビの心霊番組などでも取り上げられるように、人形というのは、魂が入りやすいと聞きます。 たしか『地獄先生ぬ〜べ〜』によると、人形や肖像画といったような人形(ひとがた)のものは、魂が入りやすい反面、その性質は、見る者の心によって変化するということだそうです。 例えば、モナリザやミロのビーナスのように、名画や名作だという意識で見ると、入り込んだ魂は、名画や名作であることを自覚し、その輝きを放つ。 しかし、あの絵や人形は呪われている、という意識で見ると、やはりその絵や人形に宿った魂は化け物じみてくるのだそうです。 「くいだおれ太郎」の場合、人々はもはや、「彼」を道頓堀の住人という意識で見ていますから、おそらく「彼」に宿った魂も、道頓堀の住人としての自覚があるのでしょうね。 しかも「彼」は、60年間ものあいだ、ずっとその場所に居座って、道頓堀の歴史、大阪の歴史、あるいは日本の歴史を見つめ続けてきたわけですから、やっぱり「彼」は、道頓堀に居続けてほしいです。 同じ関西の人間として、道頓堀という街は、「くいだおれ太郎」あっての道頓堀だなと、つくづくそう思います。 ただ、現実問題を考えると、なかなかそうもいかないかもしれませんね。 ★ それにしても、あの記者会見での、女将さんの発言には、思わず笑ってしまった。 「私も、隣で何を囁いていいのやら・・・」 この言葉に、集まった記者団からも、ドッと笑い声がわきあがりました。 ああいう、寂しげな記者会見でも笑いを取るなんて、さすが大阪人であります。 同じ関西人でも、私のような京都の人間では、ああいう場で笑いととるということは、なかなかできないことでしょうね。 本来なら、陰鬱な場になるところを、笑いの場に変えるなんて、本当にすごいことです。 あの記者会見で、私は思わず、大阪人の底力を感じました。 ★ ということで、今回お届けする曲は、PVに人形を起用した曲です。 レーガン大統領のソックリさんの人形を登場させ、当時のレーガン政権を痛烈に皮肉った内容だといわれています。 それでは、お聞きください。
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