・・・っていうのは、真っ赤なウソ。 でも、時々、こういったような、自分たちが卒業した小学校や中学校には、どういった有名人が卒業したか、というのが話題になりますよね。
私の卒業した小学校には、3人ほどの有名人が、私の先輩、あるいは後輩として卒業しています。 まずは、世界的な元テニスプレイヤー伊達公子、『オリビアお聞きながら』でお馴染のミュージシャン尾崎亜美、関西ローカルのお笑いタレント浜村淳などなど。
そんな同じ学校の卒業生の中で、私たち親子がとんでもない勘違いをした有名人が存在します。 ある日、母親が私に向かって、 「尾崎という名前の男性歌手って、どんな人がいる」 と尋ねてきました。 私は、 「尾崎紀世彦?」 と答えたら、私の母は、 「そんな年寄りと違って、もっと若い人・・・、そう、あんたぐらいの年齢の人」 とのことでした。 自分と同い年ぐらいで、「尾崎」という名字の男性歌手と言えば、これはもう尾崎豊ぐらいしか思い浮かばない。 「僕と同い年ぐらいの男性歌手やったら尾崎豊やけど、その人がどうしたん」 と、母親に尋ねてみました。 そうしたら、母親が返してきた答えというのが、 「その、尾崎豊という人が、あんたが出た小学校の卒業生らしい」 とのことでした。 ということは、あの尾崎豊がオレの小学校の先輩! ということになります。 尾崎豊は私より3歳ほど年上になりますから、そういうことになるのです。 もしこれが本当だとするならば、これはもう、感激もの。 ちなみに、尾崎豊という人が、あらゆる世代から支持されるようになったのは、彼が亡くなってからのこと。 それまでは、尾崎豊という人は、私たちの年代のカリスマ的な存在として、ごく一部の年代にのみ、圧倒的な支持を受けるにすぎませんでした。 母親が私にそのような質問を投げかけてきたころというのは、尾崎豊が亡くなるちょうど1年前ぐらいのころです。 そのため、母親は、尾崎豊という人がどういった人物であるかということを、全く知りませんでした。 私は、母に尾崎豊という人物がどういう人物で、いかに自分たちの年代から熱い支持を受けているかということを、刻々と熱弁しました。 すると母は、昔、私たちの家がパン屋さんだった時のことを思い出し 「そういえば、昔、パン屋さんをやってた頃、なんや、ちょっと変わった男の子がうちのパンをちょくちょく買いに来ていたなぁ」 と言い出しました。 その、ちょっと変わった男の子と言うのは、いつも物静かで何かを考え込んでいるような男の子だったそうです。 私の母が言うには、その男の子こそ、後の尾崎豊ではないかというのです。 私もなんだか、その言葉に、とても確信のようなものを持ってしまいました。 なぜなら、ああいう芸能人とかミュージシャンと言う人は、アマチュア時代から一般人とは違う、変わったオーラを発散するものです。 そんな変わったオーラを、私の母親に向けて発散させていたその男の子こそ、尾崎豊ではないかと、私は確信してしまったのです。 あの尾崎豊が、私の小学校の先輩であると同時に、その昔、私の家がパン屋さんを営んでいた時に、実際に、我が家の店でパンを買ってい たなんて、これはとんでもないことです。 翌日、私は、会社の友人知人に、そのことを言いふらしてしまいました。 ★ しかし、その数ヶ月後、事態は急変しました。 その、母親が言った「尾崎」という名の歌手は、同じ尾崎でも、尾崎亜美の方だったのです。 しかも、私と尾崎亜美とは、年齢が一回りほど違いますから、見当違いもいいところ。 当時、「あみ」という名前の女性は少々珍しかったから、ついつい私の母親も、「あみ」という名前から男性を連想してしまったようです。それよりも何よりも、自分が尾崎豊の後輩だと言いふらした会社の友人知人にどのように顔向けすればいいか、あの時は、恥ずかしい限りでした。 それでもまぁ、同じ尾崎でも、豊ほどのカリスマ性はないものの、亜美の方もどうしてどうして、立派なものですから、私としては十分に胸を張れる事実であります。 実は、その話には、ちょっとした後日談があるんです。 ある日、私の母が通販で買った「フォーク&ニューミュージック大全集」のCDのボックスセットが家に届いた時のことです。 そのボックスセットに付随していた解説書には、それに収録されているアーティストの、その当時の若かりし頃の写真が掲載されていました。 そのボックスセットには、尾崎亜美の曲も収録されていたので、当然、尾崎亜美の若かりし頃の写真も掲載されていることになります。 その若かりし頃の尾崎亜美の姿を見た私の母が一言、 「この子やったら、昔、近所で見かけたことあるわ!」 でした。 今度こそ、本当だろう。 ★ というわけで、かなり長文になってしまいましたが、最後は恒例の、締めの曲を紹介したいと思います。 尾崎豊にしようか、尾崎亜美にしようか迷ったのですが、結局、意表をついて、この曲にしました。 ではどうぞ。
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